主虹(しゅこう、しゅにじ)、または1次の虹と呼ばれるはっきりとした虹の外側に、副虹(ふくこう、ふくにじ)、または2次の虹と呼ばれるうっすらとした虹が見られることがある。主虹は赤が一番外側で紫が内側という構造をとるが、副虹は逆に赤が内側、紫が外側となる。
主虹は「太陽」-「プリズムとなる水滴」-「観察者」のなす角度が40~42度となる位置に見られる。このため、虹は太陽の反対側にみられ、太陽が高い位置にあるときは小さな虹が、夕方など太陽が低い位置にあるときは大きな虹が見られる。また、副虹は「太陽」-「プリズムとなる水滴」-「観察者」のなす角度が51~53度となる位置に見られる。
簡単に虹を観察するには、よく晴れた日に太陽を背にして、目線の高さより上にホースなどで水を霧状に撒いてみるとよい。飛行機周辺の空気が水蒸気を多く含んでいる場合には、窓から眼下に360度円環状の虹が見られることがある。雲海を超える高い山でも、眼下に虹が見えることがある。この飛行機や雲海の虹はブロッケン現象によるもので、通常の虹やホースの水による虹とは原理が異なる。
虹はさまざまな色を含むが、そのすべてが太陽の白色光から分かれたものであり、各色の間に明確な境界を引くこともできない。この性質から、虹色の旗は「多様性」「共存」の象徴として用いられている。セクシュアリティの多様性と共存という意味合いから「同性愛」を象徴することもある。(→平和の旗、ゲイプライド旗) 同じ理由から、直接民主主義の実現を目指すハンガリーのインターネット民主党も虹をそのシンボルに採用している。
また、キリスト教においては虹は「神との契約」「約束の徴」を意味する
太陽を背にしているとき、平行な太陽光線に対して主虹は約42度の方角に見えるのだから、観測者を中心として、上方向ばかりだけでなく右方向にも左方向にもすべての方向について42°の方角に虹が見えることになる。1点を中心に左右上(下)に等しい角度で遠方に点を取っていくと、円弧ができる。つまり、虹は円弧(アーチ)状に見えることになる。なお、太陽の高度が高い(太陽光線が斜め上方から差し込むとき)と、図4(b)のように虹の面は地面に垂直でなく少し傾くので、虹の高度は低くなって、その分虹は少し小さ目になる。
虹は夕方の雨上がり、夕立の直後などに現れることが多いですが、なぜ夕方なのでしょうか。
虹は太陽光が雨滴内で屈折と反射をすることによって生じますが、前方に雨が降っていて、背後から強い太陽光線が水平に近い角度で差し込むといった条件が整ったときにしか見られません。雨雲は西から東に移動することが多いので、雨が通り過ぎた直後で前方とは東、その背後つまり西から日が差す時刻、したがって夕方、ということになります。
では、虹は何度の方角に見えるのでしょうか。
普通に見えるのは主虹で、雨滴内で2回の屈折と1回の反射を起こした光線によって生じ、仰角(見上げたときの角度、正しくは虹を見込む角度-虹の視半径)約42°の方角に見えます。虹の外側は赤色、内側は青色になり、要するに「虹の七色」になります。このように色がつくのは、光の屈折率が光の色、つまり波長によって違うためです。プリズムに光が入射すると七色に分離するのと同じです。このように、波長によって屈折率が異なるために起きる現象を分散といいます。
雨上がりのときなどに、太陽と反対方向に現れる色のついた光の輪。太陽の光が雨滴の中で屈折し反射してできる。月の光でもできるが、太陽のときに比べ色が薄い。
天国の、ほんの少し手前に「虹の橋」と呼ばれるところがあります。
この地上にいる誰かと愛しあっていた動物は、死ぬとそこへ行くのです。
そこはお日さまがふりそそぎ、みんな暖かく幸せなのです。
虹の色の数は現在の日本では一般的に七色(赤、橙、黄、緑、青、藍、紫)と言われてますが、地域や民族・
時代により大きく異なります。
ドイツでは五色、スウェーデンでは六色(赤、黄、青、緑、桃、藍)と言われてます。
日本でも古くは五色だったとか?