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2010年4月7日

虹はどの方角・方向に見えるか?

虹は夕方の雨上がり、夕立の直後などに現れることが多いですが、なぜ夕方なのでしょうか。 
 虹は太陽光が雨滴内で屈折と反射をすることによって生じますが、前方に雨が降っていて、背後から強い太陽光線が水平に近い角度で差し込むといった条件が整ったときにしか見られません。雨雲は西から東に移動することが多いので、雨が通り過ぎた直後で前方とは東、その背後つまり西から日が差す時刻、したがって夕方、ということになります。
では、虹は何度の方角に見えるのでしょうか。
 普通に見えるのは主虹で、雨滴内で2回の屈折と1回の反射を起こした光線によって生じ、仰角(見上げたときの角度、正しくは虹を見込む角度-虹の視半径)約42°の方角に見えます。虹の外側は赤色、内側は青色になり、要するに「虹の七色」になります。このように色がつくのは、光の屈折率が光の色、つまり波長によって違うためです。プリズムに光が入射すると七色に分離するのと同じです。このように、波長によって屈折率が異なるために起きる現象を分散といいます。

虹の色 — girimi @ 10:28 AM
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